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顧問弁護士の探し方

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目次

この記事でわかること

  • 自社のフェーズや課題を起点に顧問弁護士を選ぶべき理由
  • インターネットやセカンド顧問を活用した比較・検討の進め方
  • 避けるべき選び方と、信頼できる弁護士に共通する3つの視点
アイキャッチ

顧問弁護士探しを紹介だけに
頼る時代は終わった?

「顧問弁護士を探すなら、まずは知人に紹介してもらうのが一番だ」と考えていませんか?もちろん、信頼できる人からの紹介は安心材料の一つになります。しかし、残念ながら「知人の紹介」や「昔からの付き合い」という理由だけで顧問弁護士を選ぶ時代は終わりを告げつつあります。

なぜなら、紹介された弁護士が必ずしもあなたの会社に本当に必要な法務を担える弁護士であるとは限らないからです。企業の成長フェーズや抱える課題は千差万別。企業はもっと能動的に、自社に必要な役割を担える「本物の顧問弁護士」を「自分たちの目で選ぶ」という新しいスタンダードに移行し始めています。

顧問弁護士の探し方

1.自社のフェーズや課題を言語化する

顧問弁護士を探し始める前に重要なのが「自社のフェーズや課題を明確に言語化すること」です。闇雲に探しても、自社に合った弁護士は見つかりません。以下の点を具体的に考えてみましょう。

現在の成長フェーズ

  • 売上が10億円を超えてきたのか?
  • 上場準備を検討しているのか?
  • 国内・海外に複数の拠点や子会社があるのか?

抱えている課題領域

  • 契約書の作成・レビューが主な懸念事項なのか?
  • 労務トラブル(ハラスメント、未払い賃金など)が頻繁に発生しているのか?
  • 資本政策やM&Aに関する専門知識が必要なのか?

このように、自社に必要な「顧問弁護士の役割」を明確にすることで、マッチする弁護士像が具体的に浮かび上がってきます。これが、顧問弁護士を見つけるための第一歩です。

2.インターネットで比較検討する時代に

かつては「弁護士を探すなら事務所に直接問い合わせる」のが主流でしたが、今は違います。インターネットの普及により、顧問弁護士の専門性、これまでの実績、そしてそれぞれの弁護士の対応スタイルまで詳細に公開されているメディアが増えてきました。

こうしたオンラインサービスを活用することで、あなたは複数の弁護士や法律事務所の情報を横断的に比較検討できるようになります。
特定の業界に特化した弁護士、スタートアップ支援に強い弁護士、労働問題の解決実績が豊富な弁護士など、「自分の目で見て選ぶ」ことがスタンダードになったのです。積極的に情報を収集し、候補を絞り込みましょう。

3.「話してみる」ことから始める

候補となる弁護士が見つかったら、次は実際に「話してみる」ことが重要です。多くの弁護士事務所では、初回相談や導入面談を設けています。この機会に、以下のポイントを確認しましょう。

  • 伝わりやすさ/結論の明快さ
    専門用語を多用せず、あなたの質問に対して分かりやすく、かつ明確な結論を示してくれるか。
  • 自社理解度/スピード感
    短い時間でどれだけあなたの会社のビジネスモデルや課題を理解しようと努めてくれるか。また、質問に対するレスポンスの速さや、対応のスピード感はどうか。
  • どこまで踏み込んでくれるか
    (構想・制度レベル)

    単なる法的なアドバイスに留まらず、あなたの会社の事業構想や社内制度設計まで踏み込んだ提案をしてくれる意欲があるか。

実際に話をすることで、弁護士の人柄やコミュニケーションスタイル、そしてあなたとの相性も肌で感じることができます。

4.セカンド顧問として試してみる
選択肢も

すでに顧問契約を結んでいる弁護士がいる企業も少なくないでしょう。
「今の顧問弁護士は変えづらいけれど、本当に自社に合っているのか不安」「新しい顧問弁護士を選んで失敗したくない」──そんな悩みを抱えている場合は、「セカンド顧問」として試してみる選択肢も有効です。

セカンド顧問とは、現在契約している顧問弁護士との関係を維持しつつ、別の弁護士とも顧問契約を結び、状況に応じて使い分ける方法です。特定の専門分野に特化した弁護士をセカンド顧問とすることで、現在の顧問弁護士ではカバーしきれない領域を補完できます。
また、複数の弁護士と関わることで、アドバイスの質を客観的に比較でき、最終的な判断の精度も高まります。段階的に導入することで、リスクを抑えつつ自社にマッチしたパートナーを見つけることが可能です。

的確な探し方に共通する
3つの視点

自社により合った顧問弁護士を見つけるための的確な探し方には、以下の3つの共通する視点があります。

  1. 経営と法務の両方を見てくれるか
    単に法律の専門家としてだけでなく、あなたの会社の事業内容や経営戦略を理解し、法務の観点から経営判断をサポートしてくれるか。攻めと守りの両面で伴走できるパートナーかどうか。
  2. 話して納得感が得られるか
    コミュニケーションを通じて、あなたが納得できる説明をしてくれるか。疑問点がクリアになり、安心して任せられると感じられるか。
  3. フェーズ変化に耐える実績があるか
    あなたの会社の今後の成長や事業展開を見据え、そのフェーズの変化に対応できるだけの豊富な経験と実績を持っているか。将来的な法務ニーズにも対応できるか。

やってはいけない3つの
探し方

一方で、顧問弁護士選びで避けるべき「やってはいけない探し方」もあります。次の3つに当てはまる場合は、再考が必要です。

  1. 費用だけで決める
    顧問料の安さだけで決めてしまうと、サービス内容が不十分だったり、いざという時に頼りにならなかったりするリスクがあります。費用対効果を重視しましょう。
  2. 知名度で選ぶ
    有名な弁護士や大手事務所だからといって、必ずしもあなたの会社のニーズに合致するとは限りません。自社の業界や規模に合わせた専門性を持っているかを確認しましょう。
  3. 「とりあえず紹介された人」で進める
    紹介はあくまできっかけ。紹介されたからといって、そのまま吟味せずに契約してしまうのは危険です。必ず自身の目で確認し、話をして、納得した上で判断しましょう。

顧問弁護士は、契約したら終わりではありません。日々の経営において「日常で頼れる存在」であるかどうかが、その価値を大きく左右します。

顧問弁護士は
“選びにいく存在”に変わった

現代において、顧問弁護士は企業が能動的に「選びにいく存在」へと変化しました。本当に信頼できる法務パートナーを見つけるためには、知人の紹介や旧来の慣習に頼るのではなく、自分の目で情報を収集し、実際に話をして、じっくりと比較検討することが不可欠です。

この「選び方」そのものが、あなたの会社の経営に対する真剣なスタンスを表す時代になっています。自社に合った顧問弁護士を見つけることは、単なるリスクヘッジに留まらず、企業の成長を加速させるための重要な経営戦略の一つとなるでしょう。

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企業の課題は、時代やフェーズとともに大きく変わっていきます。当事務所では、経営者や役員の皆様から、企業法務だけでなく、個人に関わるご相談まで幅広くお受けしてきました。

変化の中でも、常に的確な判断と支援を提供できるよう、組織としての体制と専門性を磨き続けています。

“この人に任せたい”と思われる存在であり続けること。それが、私たちの変わらない信念です。

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