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飲食・フードサービスの顧問弁護士の選び方

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目次

この記事でわかること

  • 飲食店に必要な3大リスクへの備え
  • 顧問弁護士の役割と依頼するメリット
  • 飲食・フードサービスにおける顧問弁護士の見直しサイン

飲食・フードサービス業界は、労務トラブルのほかに多店舗展開などのフェーズにおいても法的なトラブルが発生することが多いといえます。こちらの記事では、飲食店において対策しておくべきリスクと、顧問弁護士に依頼するメリット、そして顧問弁護士の見直しを行うべきサインについてまとめています。

なぜ飲食店に顧問弁護士が必要なのか?「3大リスク」への備え

労務問題

飲食業界は慢性的な人手不足から長時間労働になりやすいという傾向があり、中には退職した従業員から未払い残業代を請求されるケースも発生しています。また飲食の現場におけるシフト制や深夜労働、休憩時間が曖昧な労働環境は法的なリスクが高く、固定残業代の設計ミスが後から発覚することによって敗訴するケースもあります。弁護士は、このような問題に対して適切な就業規則の整備や不当な請求が行われた場合には労働審判での減額交渉なども行っています。

顧客トラブル

飲食店は不特定多数の顧客を相手にすることから、理不尽なクレームを受けるリスクがあります。例えば「料理を食べたら腹痛になった」など食中毒の疑いから不当な返金や慰謝料を要求される、SNSに事実無根の悪評を書き込まれるといったトラブルが発生する可能性が考えられます。不当な返金要求や事実無根の口コミに対しては、顧問弁護士がいれば、法的根拠に基づいて毅然とした対応を行えます。

衛生・不祥事リスク

飲食店では実際に食中毒や異物混入事件が発生するケースもありますし、従業員による不適切な動画投稿が行われるといったケースもあります。その後の対応を誤ってしまった場合には、SNSなどで瞬く間に拡散されてしまい、企業の存続にも影響を与えかねません。

このようなケースでは、弁護士は保健所へ迅速な対応を行うほか、被害者への謝罪や治療費の支払い指示、法外な請求に対する示談交渉といったように、被害の拡大を防ぐためのスピード感ある対応が求められます。

こんな不安を感じたら、法務の見直しサイン

「仕込み」や「着替え」の時間を労働時間から除外している

飲食店の現場では、開店前の食材仕込みや制服への着替えを「準備時間」として扱い、給与計算から除外しているケースが少なくありません。

しかし、これらの時間が使用者の指揮命令下に置かれる業務であると判断されれば、明確な「労働時間」に該当すると解されます。

仮にこの準備時間について従業員から未払い残業代を請求されれば、最終的には多額の支払いに応じる事態に発展するかもしれません。そのようなリスクを未然に防ぐためにも、就業規則や賃金設計については、一度専門家の視点から客観的に確認しておくことが望まれます。

カスタマーハラスメント(カスハラ)に「誠意」だけで立ち向かっている

理不尽な要求や執拗なクレームに対し、現場の「誠実な謝罪」のみで事態を収束させようと苦心している事業者も多いことでしょう。

厚生労働省の指針によれば、社会通念上許容される範囲を超えた顧客等の言動はカスタマーハラスメントに該当すると定義され、令和8年10月からは事業主による防止措置が法的な義務となります。

こうした背景を踏まえると、個人の忍耐や誠意に依存する従来の対応では、従業員を守る組織としての体制が整っているとは言い切れません。法改正を見据えて毅然とした対応指針を策定するなど、企業として有効な防衛策を講じる時代が到来しています。

賃貸借契約や業者との基本契約が「数年前のまま」放置されている

店舗の賃貸借契約や仕入れ業者との取引基本契約について、締結当時の内容のまま更新し続けている場合、退店時の原状回復範囲や仕入れ条件の変更をめぐって深刻なトラブルに発展するリスクがあります

特に原材料費や人件費が激しく変動する昨今の飲食業界においては、過去に結んだ契約が現在の経営実態とかけ離れてしまっているケースも珍しくありません。

形骸化した契約書の中にどのようなリスクが潜んでいるのかを正確に把握するためにも、早い段階で契約内容の総点検を行い、現代のビジネス環境に即した形へ是正していくことが大切です。

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飲食・フードサービスで弁護士に依頼するメリット

飲食・フードサービス業界が直面する課題は、労務管理や顧客対応、契約関係、さらには衛生管理に至るまで、多岐にわたる法的リスクを孕んでいます。

こうした複雑な状況下で顧問弁護士を活用することは、事前に個別のリスクに対して手を打てることに加え、万が一トラブルが発生した際にも迅速かつ的確な対処を可能にします。以下では、弁護士へ依頼することで得られる主なメリットについて詳しく解説します。

深刻な労務トラブルの回避と「選ばれる職場」の実現

慢性的な人手不足が続く飲食業界において、労働環境の整備は、単なる守りではなく採用競争力を高めるための重要な戦略です。

ここに弁護士が介在して就業規則や賃金設計を適正化することは、未払い残業代の請求や不当解雇をめぐる労働審判などの法的リスクを低減させるために極めて有効です。

もとより、法的に整った労務管理体制を構築することは、従業員が安心して長く働ける環境の実現にもつながります。信頼できる職場環境は人材の定着を促し、結果として採用コストの抑制やサービスの質向上といった経営上の大きな利点をもたらすでしょう。

カスハラ・ネット誹謗中傷に対する「盾」の獲得

理不尽なクレームや根拠のないネット上の悪評は、現場スタッフの士気を著しく低下させ、店舗が長年築いてきた評判にも深刻な悪影響を及ぼします。

しかし、顧問弁護士という心強い存在がいれば、カスタマーハラスメントと認められる言動に対して法的根拠に基づいた毅然とした対応が可能となり、悪質な投稿に対しても削除請求や発信者情報の開示といった手続きを速やかに進められます。

「組織が自分たちを守ってくれる」という安心感は、職場環境の改善にも寄与するはずです。

固定費(家賃)や仕入れコストの適正化交渉

テナント賃料の交渉や仕入れ業者との取引条件の見直しは、店舗経営の成否を左右する重要な局面です。

ところが、契約の相手方が優位な立場にある場合、経営者個人が単独で交渉に臨むには限界があるのも事実です。

そこで弁護士が交渉の場に関与すれば、契約上の根拠を明確に示しながら対等な立場での協議を進めやすくなり、これまでは困難だった不利な条件の改善を引き出せる可能性が高まります。契約内容の適正化は、長期的なコスト管理の安定化に大きく寄与します。

万が一の事故・トラブル時のダメージコントロール

食中毒や異物混入、あるいは従業員による不適切なSNS投稿など、飲食業界では、こうした突発的な事故が経営の根幹を揺るがす事態を招くこともあります。

こうした有事の際、できるだけ被害を抑えられるかどうかは、初動対応のスピードにかかっています。

あらかじめ顧問弁護士がいれば、保健所等の行政対応から被害者との示談交渉、さらにはメディア対応の方針整理まで、法的視点に基づいた一貫性のあるサポートを受けられます。不測の事態に対して即座に相談できる体制を整えておくことこそが、事業を継続させるための有効な備えとなります。

飲食・フードサービスで弁護士に依頼するデメリット

弁護士への依頼は、経営上のメリットばかりをもたらすわけではありません。費用負担のあり方や現場のオペレーションとの相性など、事前に把握しておくべき課題も存在します。

弁護士選びの際には、これらデメリットも正しく理解しておくことが大切です。

固定費(顧問料)が利益率を圧迫するリスク

飲食業界は原材料費や人件費の変動が大きく、もともと高い利益率を確保しやすい業種とは言えません。

そのような経営環境において毎月の顧問料という新たな固定費が加わることは、少なからず収支を圧迫する要因となります。

特に小規模な店舗や開業して間もない段階では、相談事案が少ない月であっても一律に費用が発生する顧問契約の重荷を感じやすいでしょう。顧問契約を結ぶ際には、想定される費用対効果を具体的にイメージしたうえで、顧問料の範囲内で依頼できる実務対応を明確に確認しておく必要があります。

現場の「スピード感」とリーガルチェックの衝突

対応スピードが重要となる飲食・フードサービスの現場では、その日のうちに即断即決を迫られる場面が日常的に発生しますが、これらの課題に対して契約書の精査や法的判断を弁護士に委ねるプロセスを挟むと、回答を得るまでに一定の時間を要してしまう可能性があります。

もし「弁護士の確認待ちで話が進まない」といった状況が常態化すれば、ビジネスチャンスの損失を招く恐れもあるでしょう。顧問の依頼にあたっては、緊急時の連絡手段や回答までの所要時間について、あらかじめ双方で取り決めておくことが大切です。

「法律の正論」がおもてなし(柔軟性)を殺す懸念

飲食業においては、顧客からのクレームや要望に対し、状況に応じた「おもてなし」としての柔軟な対応がブランドの評価を左右することもあります。

そのため、弁護士のアドバイスが常に「法的リスクの回避」のみを優先してしまうと、現場スタッフが萎縮し、顧客に寄り添ったサービスを提供しにくくなるという懸念が生じます。

法律上の正しさと接客上の柔軟性は、時として方向性が異なるもの。弁護士との間で「どの範囲までを法的判断に委ね、どこからをサービス業としての裁量とするか」という境界線を共有しておくことが大切です。

現場の実態を知らない「的外れ」なアドバイス

複雑なシフト管理や変形労働時間制、深夜割増の計算といった飲食業特有の労務形態や商慣習に疎い弁護士の場合、提示されるアドバイスが実務に即さない一般論にとどまってしまう恐れがあります。

業界の実態とかけ離れた助言は現場への落とし込みが難しく、確認や修正のためにかえって対応コストが増大する結果にもなりかねません。

顧問弁護士を選定する際には、単なる法律の知識だけでなく、飲食・フードサービス業特有の案件に携わった豊かな経験を有しているかどうかについて、事前にしっかりと確認しておくことが重要です。

飲食・フードサービスの弁護士の役割

労務管理の「グレーゾーン」を解消し、組織の土台を固める

シフト制や深夜勤務、変形労働時間制の採用など、飲食業界の労働形態には法的な判断が難しい「グレーゾーン」が数多く存在しています。

これらグレーゾーンに対し、弁護士は現状の就業規則や賃金体系を精緻に点検し、将来的な未払い残業代の請求リスクにつながりかねない曖昧な運用を早期に洗い出して整備します。

問題が表面化する前に適切な策を講じておくことで、従業員との不必要な摩擦を回避しつつ、組織としての安定した基盤の構築へとつなげていきます。

カスタマーハラスメントと風評被害からの徹底的な防衛

複雑化するカスハラへの対応について、現場に立つ個々のスタッフの裁量や判断に委ねることは、従業員の心身に過度な負担を強いることにつながります。

カスハラへの有効な対応策としては、まず組織としての統一された対応方針を定め、毅然とした姿勢を示すための体制を構築することが重要です。

弁護士は、実効性のある対応マニュアルの策定や従業員向けの研修を支援するほか、万が一SNS上で事実無根の投稿がなされた際には、削除請求や発信者情報開示請求といった法的手段を通じて店舗のブランドイメージを守る盾となります。

不動産賃貸借とサプライチェーンの契約適正化

出店や退店時に交わされる賃貸借契約には、原状回復の範囲や中途解約時の条件など、後からトラブルに発展しやすい条項が含まれていることもあります。

また、食材や資材の仕入れ業者との取引基本契約においても、昨今の急激な価格変動リスクへの手当てが不十分なケースが散見されます。

こうした懸念に対し、弁護士が契約内容を事前に精査して不利な条件を是正すれば、契約締結後の経営リスクを抑えることが可能です。既存の契約についても、時勢に合わせて定期的に見直しを実施します。

食の安全(衛生管理)への法的アドバイスと事業拡大支援

令和3年6月より、原則としてすべての食品関連事業者にHACCPに沿った衛生管理が義務化されました。

もし食中毒や異物混入といった事故が発生すれば、保健所への迅速な報告や被害者対応、さらには厳しい行政処分への備えが不可欠となります。

こうした有事の法的フォローはもちろんのこと、将来的な多店舗展開やフランチャイズ化を見据えた契約書の整備、加盟店管理の法的な枠組み構築においても、専門的な知見を持つ弁護士のサポートは大きな推進力となるでしょう。

飲食特化型 顧問弁護士の選び方

労務問題の解決実績と「現場介入」の積極性をチェック

飲食店は未払い残業代や不当解雇などの労務トラブルが発生することがあるため、労働問題の経験が豊富な弁護士を選ぶことが推奨されます。また、悪質なクレームや従業員のトラブルが発生した場合に、後方支援のみを行うのではなく、積極的に現場に介入し、迅速にトラブルを解決に導く姿勢が見られるかという点も確認しておいてください。

小規模店舗向けから多店舗展開向けプランの確認

1店舗のみ経営している状態と、多店舗展開を行っている状態では、法務リスクの質・量が大きく変わってきます。このことから、たとえば創業期は小規模店舗向けの低価格なプランでスタートし、店舗数が増加した場合には多店舗展開プランに変更するといったように、企業の成長に合わせて顧問契約の内容を柔軟に変更できるかという点も確認しておくと良いでしょう。

チャットツール対応など、店舗スタッフが即時相談できるか

現場では、緊急での対応が必要となるトラブルが発生することもあります。このようなトラブルの解決には「初動のスピード」が大きく関わってくるため、緊急時には店長クラスが本部を通さずにチャットツールなどを使用して即時相談できる体制が整えられているか、という点もチェックしておくことが大切です。

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